2014/04 台湾旅行5 安達窯、寧夏夜市の林記燒麻糬

2日目、夜。
そろそろ夕飯時ですが、その前に少し寄り道。

陶磁器のお店で、窯元は台北から台湾鉄道で20分ほどの鶯歌(おうか、yīng gē)にあります。
こちらの中山店は2013年5月にオープンしたばかり。


日本に馴染みがありそうな店名ですが、「安達とはモンゴル語で友達という意味で、陶器芸術が友達のように寄り添う存在であってほしい」という意味が込められているそうです。

広く静かで心地の良い店内には、青磁、白磁など美しい器が数多く揃えてあり、眺めているだけでも楽しいです。
お値段も手ごろなものが多いので、自分にはもちろん、大切な人へのお土産にも良いかもしれません。
茶器の梱包はとてもしっかりしているので、荷物に余裕があれば自分で持ち帰ることも可能です。
(スーツケースのスペースは必要ですが。)

自分たちのお土産として、茶器と茄子の形の小皿を買いました。
茶器は、急須の蓋が蓮の葉になっていてきれい。
弦の上の蛙は遊び心があって、とても気に入っています。

  • 安達窯-中山店
住所:台北市中山區中山北路二段11巷11-1號 (MRT中山駅 4番出口)
営業時間:11:00~21:00

さて、いよいよ台湾最大の楽しみ、夜市へ行きます。


ホテルから南京東路一段を中山駅に歩いて10分。
中山駅から南京西路をさらに西へ10分。
円環状になっている道路で、北(右)に進むと「寧夏夜市(níng xià yè shì)」が見えてきます。
士林夜市は2回訪れたことがあるのですが、寧夏は今回が初めて。


南京西路側から来ると、ゲームの屋台から始まります。
日本のお祭りの出店にもありそう。
大人も子供も、オモチャのパチンコで遊んでいます。


食べ物の屋台。
美味しい食べ物がたくさんあるということで期待大です!

 

まずはポンポチ。
屋台のおっちゃんに「トリ!オシリ!オシリ!」と言われました。
甘辛い味が絶妙。
不思議な香りの香辛料せいか、ポンポチの臭みはありませんでした。


鶏肉飯(jī ròu fàn)。
こちらのサイトでも評判でしたが、実際、とても美味しかったです。
一緒に食べた炒青菜(chǎo qīng cài)も、シンプルな塩にんにくの味付けが美味しく、箸が止まりません。


蒸餃(zhēng jiǎo)。
体格の良い、強面のお兄さんが作っていました。
ドキドキしながら注文。
「ん?ん?」と食べる場所を指差さしで聞かれ、片言の中国語で「あっち」と答える。
手早くお持ち帰りパックに餃子を詰め込み、タレも2種類用意してくれるお兄さん。
気をつけて持って行けよ、的なかんじで渡してくれました。
寡黙だけれど、実はやさしかった…。


夜市の蒸し餃子を食べるのは初めてでしたが、皮がプリプリしていておいしい!
水餃子のチュルン、も良いですが、蒸し餃子のプリプリも良いものですね。


と、ここまででかなりおなかいっぱいなのですが、やはり甘いものは別腹。
寧夏夜市林記燒麻糬
どうやら、かき氷やお餅を売っているようです。


行列ができているお店にはずれなし、ということで我々には珍しく並んでみました。
と言っても、台湾の屋台の行列はあっという間に捌かれるので、実際に待ったのは10~15分程度でしょうか。

ふわふわのかき氷も魅力的でしたが、目の前でゆでられるお餅も美味しそう。
今回はおもち、燒麻糬(shāo má shŭ)を選択しました。
日本人だとわかると、用意されるまでの間、おばちゃんが日本語の機関銃トークでお店の宣伝をしてくれます。


きなことごまを選べるようですが、「初めて?!ごま、きなこひとつづつ!わける!」と言われ、両方入れてくれました。
ゆでたてのおもち、よくのびます。
きなこは日本のきなこよりも粗めで香ばしく、お餅と良く合います!
ごまも、期待通りの美味しさ。


寧夏夜市は士林よりも屋台の空気を楽しむことができます。
服や雑貨の屋台はほとんどありませんが、地元の雰囲気や、食べ物を楽しみたい方はこちらがオススメです。

  • 寧夏夜市
住所:中山駅から南京西路を西に10分、円環状になっている道路まで来たら北(右)に曲がる(ゲーム屋台側)、雙連駅から民生西路を西に徒歩10分(食べ物屋台側)
営業時間:18:00~3:00、年中無休


本当はもっと食べてみたいものがあるけれど、おなかいっぱい。
後ろ髪を引かれつつもホテルに戻り、2日目終了。

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